ちゃんと
しなくては
いけない。
いつから
そう思ったのだろう。
もともと
不完全な
僕らが
行き着く先は
たかが
しれている。
なのに
いつか
本当の安心に
包み込まれる日を
願う僕らは
なんて
浅はかなんだろう。
陽炎のなかを
彷徨ううちに
見つけた音楽。
novelbright(ノーベルブライト)の「walking with you」。
正気をなくし
自分を見失ったとき
道しるべのような
君に出会った。
こんな歌のように
まっすぐに
表現できたら
いいのにな。
プリズムの空が
ひろがる。
空気が
研ぎすまされ
呼吸が
楽になる
瞬間が、好きだ。
もしこの先が
いばらの道でも
僕は
歩いていけると思う。
どこかに
属さなければ
病んでいってしまう
人間の本質が
憎い。
社会から排除される感覚は
権力側に
いる人にとって
ちっぽけなものなんだろう。
こんな場所で
だれに届いているかも
わからない言葉を
紡ぎだす僕を
あなたは笑うだろう。
それでもいい。
だれかの
気の迷いに
そっと、寄り添えれば。