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バウンダリー

ここにいて、いいんだよ。

なにも、咎めないし、強制もしない。

ただ、呼吸をするだけでいい。

今のあなたは、涙を流すことさえ、たじろんでいる。

個性的である必要なんかない。

「すべてが狂っている」と、だれかが呟いた。

そうかもしれない。

現実とよばれる世界は、

どうにも生きにくい。

信じるべきに値する事象なんて、存在しない。

でも、心を突き動かされる曲がある。

このバンドは、もう解散している。

10年くらい前に、よく聴いてました。

でも、いまでも古い感じがしない。

ふくろうずの「ごめんね」。

なにもできない自分が、嫌いだ。

でも弱くあることが、許されない社会なんか、きえてなくなればいい。

無限にひろがる精神世界に、バウンダリー(境界)があるならば、

それはきっと、すでに廃れているにちがいない。

僕を分断するすべてのものに抗う。

正しい必要なんてない。

何度でも立ち上がればいい。

それが果てしなく小さな決意のもとに

なされた行為なら、いつか光かがやく灯火となる。

だから、生きて、生きて、生き抜いて欲しい。

このおかしいほど静まりかえった現世を。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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