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社会の出来事

別のシナリオを探す

 権力の側にいると、大切なものが、見えなくなってしまうんだろうか。僕は、絶えず、底辺の、この場所から、声をあげていきたい。自分の努力で、勝ち上がってきたんだ、だから、お前も、頑張ればいいと、考える人間は、嫌いだ。生まれおちた場所、性別、人種、家柄、不平等を前提にくみこまない、愚かさ。そもそも、別に既得権益を、奪ってやろうとすら、思ってない。せめて、それぞれの、暮らしや、命を脅かさないでほしい。

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・新型コロナウイルスについて
 人間もいつかは、滅ぶはずだ。全ての、病原菌に、対抗できると考えることが、間違っているんじゃないか。でも、やっぱり、それは、怖い。これまでも、たくさんの危機が、おとずれている。それでも、乗り越えることができた、力の源は、何なんだろう。ウイルスに、国も、人種も、思想も、関係ない。どこの国の対応が、ずさんだとか、批判しあってる場合ではない。たとえ、関係が、良好でなくても、手を取り合う勇気が、今、試されている。
 医学の知識が、たくさん蓄積されている。それでも、新型のウイルスの出現に、右往左往してしまうのが、常のようだ。まるで、今までの、英知が、何も役に立たないのかとさえ、思ってしまう。分からないことは、分からないと言えば、いい。不安なことは、いっぱいある。たぶん、これまでは、何かが起こるまで、変えることをしない国だったと思う。問題を隠してしまったり、波風を立てるのを、防ごうとする。でも、やっぱり、それじゃあ、対応は、後手に回る。

・何を優先すべきか
 経済を止めることに、異常なまでに恐れを抱いている人がいる。それが、ただ、損をすることが、嫌なのか、生活がかかっている瀬戸際だからなのかは、わからない。倒産寸前の会社だってあるだろう。お金の動きを、ストップして、死んでしまう人がいるのであれば、措置が必要である。そうじゃない人は、いったん、経済に翻弄される立場を、降りればいい。今、あなたにとって、危険なのは、ウイルスなんだから。お金なんて、後から、稼げばいい。僕は、そう思う。

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 自分の中に、形成されてきた固定観念は、どうやって塗り替えられていくんだろう。無意識のまま、インプットされている、模範。再生産されていく価値観に、どこまでも、追いつめられる。もっと、縛りのない人生を送れたら、楽なのに。これまでの経緯のなかで、異性同士が、欲情しあうというシナリオが、用意されているみたい。歴史からは、自由になれない。安直に、オーガニズムに達する僕らは、今日も、台本どおりに生きていく。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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