カテゴリー
詩的表現

テレオノミー

僕たちは

何に

魅せられて

この時代を

生きているんだろう。

「自由」であることの、意味。

束縛されず

思うがままに

なすことを

望んでいる人間を

見たことがない。

独裁者に

喜んで

服従していく

民衆。

テレオノミーからの

脱却を試みて

気付く

「自由」の不自由性。

人生の目標を

見失ったときに

訪れる

不安。

敷かれたレールを

従順に

なぞる日常。

宙に浮いた

自我が

寂しく

泣いている。

目的が

ないことを

恐れるな。

ただ、生きる。

それが、望みだ。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です