カテゴリー
詩的表現

ちっぽけな抵抗

今の

考え方が

確立するまでに

どれくらい

時間が

かかったんだろう。

男女平等、

基本的人権の尊重、

多様な性、

たぶん

少しずつ

変わり始めている。

誰にとっても

生きやすい

社会になればいいという

平坦な希望を

絶やしては

いけない。

それでも

僕らの

人生は

明るいことばかりじゃない。

苦しい時だってある。

泣きたい時もある。

日によって

なにもかもが

違ってみえる。

結局

個人で

成せるべきことなんて

しれている。

だから

これまでの

歴史の流れに

身を任せることも

ときに

必要かもしれない。

野蛮なことは減っただろう。

迫害を受けていた人間が

尊厳を取り戻す。

それでも

革命が

必要だと

あなたが

言うならば

手を貸そう。

権力に立ち向かうことは

生易しいことじゃない。

自己責任の

呪縛が

のしかかる。

「お前が

苦労しているのは

すべて

自分のせいである。」

まるで

この世界は

平等になりたっているかのように諭す

大きな体制側の言い分に

抵抗する。

不条理な現実に

慣れてしまう。

そんな民衆は

都合が

いい。

だけど

あなたは

違う。

間違っていることには

声をあげることができる。

それが

たとえ

小さな波風を

たてることしか

できなくても。

それは

きっと

だれかに

届く。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です