共感も
理解も
承認も
全て
得ようとする
愚か者たち。
客観的に
自己を
捉えようとしている
僕も
しょせん
おなじ
穴の狢だ。
愛されたい衝動、
認められたい欲求、
すべてが
醜い。
弱虫な自分は
声を出すことさえ
ままならない。
世界が
歪んでいく。
ピントが
ずれていく。
物事の
本質を
捉えろ。
大人たちは
いつも
重要なことを
ぼかそうとする。
本当は
もう
答えを
手にしている
はずなのに。
誰かを
特別に
思う
感情。
それが
この世で
いちばん
くだらないものだと
勘違いしていた。
それに
気付かせてくれたのは
他ならぬ
あなただ。
鼓動が
時を
刻んでいく。
意味のない言葉を
並べていく。
纏綿している
イメージを
塗り替えていく。
特に
なにかを
成し遂げようと
しなくても
社会は
何事もなく
まわっていく。
生まれた
意味を
考えてしまう。
雑踏に
まぎれながら
仕事に行く。
いつか
やってくる
「無」への招待。
それを
待ちつつ、
上辺だけの
笑顔を
備えて
つまらない社会で
生きていく。
よりよい世界に
変えていくという
青臭い
野望を
心に
しまい込んで。