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詩的表現

ディシプリン

考えすぎてしまう

癖が

行く手を阻む。

浮かんでは

消えていく

表出しなかった

言葉たち。

でも

それで

よかった。

意図せず

誰かを

傷つけて

しまうよりは。

心ない

コメントが

溢れかえる

現代で

僕らは

いったい

誰の声を

信じたらいいんだろう。

大人でさえ

手探りでしか

進めない。

幸せとは

何なのかを

つかみきれていない。

そもそも

万人にとっての

幸福なんて

実在するんだろうか。

価値観が

多様化していく。

環境も

考え方も

思想も

異なる人間が

分かりあうことなんて

はなっから

無理があったと

識者が言う。

ディシプリンの出現が

個人を管理しようとする。

支配したがりの

権力者の

醜い欲望に

やりをたてろ。

民衆が

主役だという

スローガンが

虚しく

聞こえる。

弱者を

切り捨てながら

私腹を

肥やそうとする

やり方が

尊厳を

奪っていく。

なにもかも

くだらない。

だから

僕は

ここにある

大切なものだけを

守ることにした。

それが

いつか

あなたに

届くことを

祈る。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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