居場所がない。
でも、涙はでない。
社会不適合者だと、だれかが罵る。
すべてを壊したいなんて思わない。
ただ、ここに居ていいんだという確証がほしい。
それは、エゴイズムなんかじゃない。
テレビのなかで、もっともらしい正論を唱える政治家のほうが
よっぽど利己主義じゃないかと、あなたは思うだろう。
金持ちは、どんどん裕福になり、
貧乏人は、めいいっぱい苦労する。
格差社会と呼ばれて
いったいどれだけの月日が経ったと思っているんだよ。
もう僕らは、走り疲れた。
結局、自己責任という理論で、すべての口をふさぐつもりなんだろう。
名もなき人たちの声を集める時がきた。
どうせ民衆は愚かだと、たかをくくる指導者は
なにを成すべきなのかが、分からなくなっているにちがいない。
もっと、人間が好きになれますようにと、
遠い遠い空にむかって祈る。今までも。そして、これからも。