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恋愛なんて、分からない

誰かを特別に思う感情を、恋だという。

でも、すべて僕の中で起きる起伏は

誰にも説明しようがない。

ましてや、君の中で同じことが起きているだなんて

信じようがない。

この歌が、僕にささりましたので、紹介します。

ミュージックビデオの菅田将暉も、いい。

石崎ひゅーいの「ピリオド」。

恋愛なんて、分からない。

むしろ、理解しようとする行為じたいが間違っているのではないか。

この歌のように、相手を思えれば、きっと変わるなにかがあるはずだ。

恋をして、うきうきする気持ちは、お金をだして買えない。

君と出会ったタイミングや、そのときのエモーションがすべてなんだよ。

不思議で満ちあふれている世界の出来事において

きっと恋愛は、ありふれたものかもしれない。

でも、だかろこそ、生きることが無駄ではないと思わせてくれる作用がある。

底辺で暮らす僕でも、恋をするんだぜと

胸を張って叫べばいい。

それが馬鹿にされようが、構わない。

どんなに無様でも、生き抜いてやろう。

ここにある、心もとない衝動と一緒に。

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異世界

Mrs. GREEN APPLEの「soFt-dRink」。

何回もリピートしたい。

クセになる。

音楽には、ほんの5分のあいだに凝縮された密度の濃いストーリーが展開されている。

小説を読んだり、映画を観たりするのとは、また違う。

でも、たしかに、こことは違う世界に連れていってくれる。

もし世界が複数、存在しているならば、

今、僕がいるこの場所は、いったいどんな風合いを持ちえているのだろう。

ただ、とてつもない大きな社会を目の前にして

自分とはいったい誰なのかを

問い続ける日常は

ある種の牢獄に閉じこめられたようなもんだ。

それでも、無意味な今が、ただ漠然として続いていく。

生きることは、死んでいくことなんだよ。

あるいは、死んでいくことは、生きることだ。

相反する影響を及ぼす言葉は、

今日も雑踏のなかに消えていく。

まるで、青く光る魂みたいに。

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フラッシュバック

季節がひとつ、めぐるたびに

僕は、僕に近づいていく。

そんな気がする。

分からなかったこと、

知らなかったこと、

見ようともしなかったこと、

全部が

点と点を結ぶように

線になっていく。

紡ぎだす愛という

螺旋状の糸は、

いったい、どこに

辿り着くんだろう。

みんながみんな、快楽を求めるから、

世界は汚れてしまう。

生々しい、歌詞が、印象的。

ねぇ、忘れないでね。(現:センチミリメンタル)の「ラブソング」。

こんな、愛の歌が、あっていい。

明日がくることが

たぶん、決まっている。

それでも、今日という日は

一生のうち一度しかない。

そうやって、無理矢理、

意味を持たせて、

毎日を、だまくらかす。

どんなにときが、流れても

何度も、何度も、

思い出してしまう場面がある。

ふとしたことが

きっかけで、

フラッシュバックする記憶。

どうして

僕らは

不都合な真実だけを忘れて、

美しいものを覚えているんだろう。

いっそのこと

すべてを

忘れられたらいいのに。

微かな熱を持った思い出と

不確かな未来を携えて

歩こうと思う。

この、いやになるほど

リアリスティックな世界を。