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思考

自由を、独占してはいけない

 世界中で起こった、様々な出来事に対する態度を、たった一つの傾向(保守的、急進的、その他、何であれ)によって、説明しようとするのは、馬鹿げている。思考とは、複雑に、考えが絡み合って、形成されるもので、とても繊細である。

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・悪の、根源を辿る
 例えば、アメリカ独立戦争のような、一部の人々の自由を、擁護するような主張は、不適切であると論じたい。なぜ、彼らの独立だけがまかりとおり、ほかの人々の苦境を、放置するのだろうと。奴隷でない人の自由を、擁護しながら、奴隷の権利については、沈黙していたという事実に対して、批判をしたいのだ。
 僕は、女性の、永続的で、グロテスクな服従という悪を、取り除き、そのように、社会を、変化させていくべきだと、思う。まっとうな政治家が、女子教育の重要性を、主張するのは、家庭や社会生活だけでなく、公共的な事柄においても、女性の声を必要とすると、認識していたからである。今日、世界の貧困を終わらせるのに、女子教育が、劇的な効果をもたらすという証拠が、いくつも蓄積されている。

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 一部の人の自由だけが、重要であり、その他の人々を、排除する形で、人間の自由を、擁護するような議論は、支持できない。そして、特定の人々だけに注目し、他の人々に、目を向けようとしないのは、正義を語る上で、あってはならないのだ。
 全ての人の平和を確立することは、制度的にいって、かなり、困難である。けれど、僕たちの根底にある理念は、そのへんが重要だし、決して、一つのグループだけが、自由を独占するという状況は、避けるべきなのだ。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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