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思考

無意識の、排除

 たしかに、人の労働や、自然にあるエネルギーなどの資源は、限られている。それを、効率的に、配分することを、よしとする考えかたを、否定するのではない。重要なのは、生産しない人を、切り捨てなければならないほど、資源が、欠乏しているのかということである。

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・人権の意味
 あらゆる人の、生存を、認めることに、他人が関わることは、どんな社会においても、一定の負担を、強いることになる。一方で、負担を、取り払おうと、決定することを、剥奪された人達がいたことは、事実である。だから、人権という言葉によって、個人の、生存する権利が、主張されたのだ。

・切迫
 よいものに、高い値段をつけ、悪いものは、安く、買いたたくことによって、消費者を、優位に、立たせるこのやり方は、金持ちは、よいものを提供されるが、貧乏人は、価値の低いものしか、手に入れられないということでもある。例えば、医療現場において、お金のあるなしで、生死が、左右されてしまうかもしれないし、まちがいなく、これから、そういった社会が、形成されつつある。
 それでは、まずいのだとして、社会的に、負担することにしても、少子高齢化が進み、医療費の増大が、問題になっている現代日本において、限界が、近づいているのは、否めない。

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 社会的に、排除されている人の権利を、奪う行為は、常に、無意識に、起こっている。声を出せず、人知れず、援助もなく、一人でひっそりと、死んでいった人がいる今の状況を、僕は、危惧している。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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