カテゴリー
日常・コラム・エッセイ

世界を変えていく

 自粛要請が続いている。いかにして、お金をかけず、気が晴れる日々を、送るか。そして、近所を、散歩することになる。今まで、通ったことのない路地を、歩いてみる。知らなかったお店を、発見する。太陽の、光を、浴びる。どうってことない、日常。だけど、それが、僕たちの、全てであり、守らなければならないことのような気がする。

 どうせ、だれに投票しても、変わらないはずだ。そう思って、選挙に行かなかった人は、多い。政治にたいして、関心を抱かなくても、べつに支障がなかった。だけど、コロナウイルスの感染拡大といった、有事の際に、今までのツケが、回ってきた。べつに、日本が、先進国か、どうかなんて、どうでもいい。一部の人の、利権を守るために、庶民の生活を顧みない。パフォーマンスのような政策で、国民が納得するという、浅はかさ。見え隠れする本心は、ごまかせない。

 そりゃ、政治家も、人間だもの。見栄だって、欲だってあるだろう。彼らにだけ、例外的な清らかさを、求めるのは、酷かもしれない。だけど、やっぱり僕らは、国や政府といった、大きな体制側に、振り回されたり、権力に、従ったりしている。その中枢にいる人が、信用できないのは、悲しい。いま、市民の生活は、大きく揺らいでいる。困っている人が、たくさんいる。救済するつもりがないなら、そういって欲しい。その方が、分かりやすい。

 日常について綴ることは、ジャーナリズムに通ずると、僕は、思っている。怒りに似た感情が、そこには、ある。それを、言葉にしたり、声にすることで、次に、つながる。政治について、語るのは、べつに、特別じゃないし、変なことでもない。あたりまえに、あなたの、暮らしやすい社会を望めばいい。僕は、ただ、一人ひとりの問題意識が、世界を変えていく風景がみたい。

作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です