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心情

ときには、戦うことも必要なのかもしれない

自分が、どうありたいか。
なにに心を奪われて、だれと生きていくのか。
たぶん、それは、時間とともに変化していく。

「これからの日本は、こうなっていきます。」
そんな話が、できたら、かっこいいかもしれない。
だけど、わりと知られていないけど、未来を予測できる人間は、いない。

発達するAI、増加していく外国人労働者、腐りきった政治。
「危機感」という、安易な言葉では、説明できない不安が、増大していく。
変わらない町並みと、いつもあくびばかりしている友だちの姿が、尊い。

ここにある、幸福を感じる瞬間だけを、大切にしよう。
どんなに、馬鹿にされようと構わない。
それを、奪おうとするなら、強い悪意をもって、僕は戦う。

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映画レビュー

045 「 BOYS ボーイズ」(2020)

<基本情報>
もともとは、テレビ映画だったものが、大きな反響を受け、オランダで、2014年に、劇場公開にいたる。
第33回オランダ映画祭で、批評家賞など、2部門で受賞。
日本では、名作を発掘するフェスティバル「のむコレ3」で、上映された。

 相手に、好意を抱いていることに、気付く瞬間がある。恋とか、愛とか、あるいは、べつの呼び名なのかもしれない。その感情から、目を背けようにも、徒労に終わる。確実に、大人になっていく身体に、心は追いつかない。アンバランスな状態を保ちながら、必死で、前に進もうとする、彼らの姿は、思いのほか、眩しい。同性愛とか、ゲイとか、セクシュアリティーとか、それらの言葉から、わき起こる想像に、目を向けて欲しい。それが、拒絶だったり、嫌悪だったりとしても。この世界に存在する、人を想う、多様な形を、尊重できるように。

 主人公・シーヘル(ヘイス・ブローム)の家族が、織りなす生活は、物語に、アクセントを加える。兄のエディ(ジョナス・スムルデルス)は、不良っぽいところがある。思春期のころの、既存の枠組みを壊して、悪さをしてみたい衝動。ルールをただ、遵守することだけでは、味わえない感覚。そのせいで、父との、関係は、良好ではない。親子だから、うまくいくこと、そうじゃないことがある。それでも、うまくやっていこうと努める、懐の深い、父親の背中は、大きかった。

 80分の尺は、そう長くはない。だけど、そのなかに詰め込まれている、緊張や、感動は、まるで、永遠のようだ。画面ごしに流れる音楽、気の利いたカット割り、俳優らの瑞々しい演技。どの要素も、欠けてしまってはいけない、映画の一部分になる。これは、いわゆる、シーヘルとマーク(コ・サンドフリット)の、少年同士のラブストーリーだ。かと言って、その一言で、終わらせたくない。自分の気持ちを、押さえ込んでいたことを、認識し始め、本当に大切にしなければいけないことを、明確にしていく。人生における、大きな意味について、疾走感をもって、描き出していくさまは、たくさんのドラマで溢れている。

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心情

お金と僕

全ての価値は、数字で、置き換えられるとしたら、虚しい。
気付いたら、値札のついた商品に、囲まれていた。
べつに、欲しくもないのに、それは、偉そうな顔をしている。

お金は、僕にとって、どんな意味をもつのか。
たぶん、社会参加のための入場券だと、思う。
貨幣をもたない者は、社会から排除される仕組み。

金を払えば、人を雇える。
みんなが、疑わない、そのルールは、いつから、できたんだろう。
経済が、世界を支配していく。

お金で、幸せを買えるならば、いっそのこと、楽なのかもしれない。
大勢が、無価値であると思うことに、大金をつぎ込むやつが、いる。
そういう世界が、好きだ。
画一化されない、今を求めて。

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社会の出来事

殺伐とした空気のなかで

 いろんな思想を持った人が、いる。SNSから流れてくる情報を、飲み込むまで、時間がかかる。心にモヤモヤが、溜まっていく。世界には、自分と似たような人間だけが、暮らしているわけではない。それぞれの主張に、目を通すことで、精一杯になる。だけど、もし、そこから、自分なりの考えを抽出できたらと思いながら、文章を書きたい。

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・「BlackLivesMatter」について
 子どものときは、分からないだろう。自分が生まれた属性と、一生向き合っていかなければならないことを。肌の色が違うだけで、不当に扱われる。どんなに、あなたが、誠実であり、なんの落度もないことを証明しても、聞く耳を持たれない。抑圧される側の、声を、届ける手段を、僕らは、探し続けている。
 教育という名の下で、歴史に触れる。人間は、絶えず、権力を欲し、人を蔑み、殺しあってきた。その過ちについて、学ぶことに、ほとんどの意味が、含まれている。だけど、やむを得ず、暴力にうってでなければならなかった、差別される側の、行為について、注視することができなかった。どんな種類の暴動も、略奪も、内乱も、ひとつのまとまりとして、捉えていたからかもしれない。もし、他者の痛みを、分かち合えるのであれば、僕は、必ず、彼らの声に、耳を傾ける。

・一歩踏み込む 
 「差別を、してはいけません。」と言う人たちにたいして、無関心でいる。はいはい、あなたはいい人ですねと、受け流す。はたして、それは、本当に興味がないだけなのか。いま、差別されている人たちが、声をあげることによって、現状維持が、阻まれる。それに、恐怖しているのが、僕らの本音だとしたら。それに、気付くことが、面倒だから、遠ざける。べつに、今私が、困っているわけじゃないし。
 だけど、一歩、踏み込むことが、必要でなはないか。黒人であることを理由に、被害をうける。性的マイノリティーであることを隠して、生活しなければならない。障がい者は、身の程をしるべきだ。あなたは、いつも、批判をする立場だったかもしれない。だけど、今、世界中で、起きていることは、何も間違ったことはしていないと、信じているあなたに、向けられて、発せられてる言葉だと、思って欲しい。自分のなかの誤った考えを、改めていく。価値観を、アップデートしていく。そうやって、僕らは、知を愛してきたのだから。

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 なぜ、いま殺伐とした空気に、包まれているのか。どこの組織にも属さない人間を、どう扱えばいいのか、社会は戸惑っている。名もなき人の声にたいして、どうせそんなものは、だれも相手にしない。そう、権力者は、考えているだろう。そうやって、民衆の意見を、蔑ろにしていく。その事態を、回避するために、僕は、ここから、発信していく。