僕は、あなたとは異なる、違う場所で戦っている。そう思うことがある。正直、役に立つかどうかで、人に優劣をつける社会にはうんざりだ。仕事ができなかったり、どんくさかったりすることもある。それでも、お前は、堂々と、給料をもらえばいいし、生きていけばいい。そんな簡単なことが、どうして言えないんだろう。
多くの取り分をもらうために、努力する。それはそれでいい。でも、その競争に参加する気に、なれない自分はなにか、欠損しているんだろうか。僕は、僕の読みたい本を読むし、好きなように過ごす。それを、怠けていると言われてもいい。なんら気にならない。ただ、ここで文章を書きなぐるように思考を深めることができれば、僕は生きていける。
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・無限だったはずの世界
宇宙は、無限だと言う。その事実を知ったとき、人間はどう感じたんだろう。森や水源や土地もまた、どこまでも広がっているのが、世界なんだと、勘違いしたかもしれない。どんどん開発を進めて、貪欲に豊かさを求め、文明を切り開いてきた歴史は、ある種の暴力性を帯びている。かつては無限であるはずの資源は、明らかに枯渇し、さまざまな環境問題を生み出している。人間は、いつか滅びる。だから、いま必要となるのは、いかに、混乱を避けながら、この社会の衰退を見定め、身を引いていくことができるのか。僕は、そう思っている。
・立ちはだかる有限
もっと、現実を見よう。命には、寿命がある。経済成長だって、行き止まる。立ちはだかる有限に、戦慄している暇はない。ここでキーワードになるのは、あちらこちらでささやかれている「脱成長」である。そんな停滞した場所で生きるのは、魅力がない。あなたは、そう思うかもしれない。でも、果たして、本当にそうだろうか。もういかに自分が、優秀かどうかを示さなければいけない競争がおわる。しょうもないレースから解放された僕らは、次のステージに進む。いわば心の内側へと、突き進んでいく。自分が何者かを探る旅にでるのである。
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これまで、書いてきたように、僕らの歴史は、転換期をむかえている。いままでの感覚でいえば、世界はいま、とてつもない変化にみまわれ、加速度的に、どこかに向かっているかのようだった。けれど、じっさい、人口の増加率は、低下している。いわば、そんなに変わりばえのない安定期にはいったのだ。そんな現代に生きるあなたは、何に幸福を感じて、どのように生きたいと思ってるんだろう。そんなことは、僕には、到底、わからない。でも、それでいい。自由な創造が、ここからずっと、続いていくのならば。

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