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思考

人生について

 嫌なことが、あって、気分が落ちる。数日は、引きずるが、2、3日すると、けろっと、さも、何もなかったように、元の心持ちを取り戻す。頼んでもいないのに、僕の精神は、上へ上へと、向かっていく。その浄化作用のおかげで、なんとか、これまでを、しのいできた。
 否定されることで、生きる価値なんて、ないように思えてくる。だけど、それだと、やつらの作戦どおりになってしまう。自尊心を奪い、逆らう気力を失わせて、コントロールしようとする。その人間同士の社会や営みに、立ち向かう強さを、ここで、もう一度、思い出してほしい。

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・安眠を、求めて
 きっと、やつらにも、弱さがあったのだろう。自分よりも、弱い者を攻撃することで、得ることのできる、優越感。それがないと、立ち行かない日常は、なんとも、脆いんだろう。こちらは、いかに、一人で、戦っていく方法を、確立していくかを、考え抜いているのだ。いつか、みていろという、気持ちで。
 それぞれの家庭環境、安心できる居場所、深まっていく孤独、きっと、僕らは、不安定だからこそ、ちぐはぐな毎日を、不幸のまま、終わらせないために、駆け抜けるのではないか。人の苦悩は、時代によって、変化してきたのだろう。高度な文明のなかで、すり切っていく、自我。世界を覆い尽くす、インターネット。きっと、一番に、この社会を知覚しているのは、あなただから。ありのままの、言葉を、吐き出してしまえ。深い眠りにつけるまで。

・弱さを、隠さないでいる
 もちろん、憎しみあって、殺し合いにいたることは、あまりない。そもそも、人間は、そういうふうに、できている。だって、なわばり争いで、命を落とすまで、戦う動物ではない。それを、優しさと、いってもいい。それを、取りこぼしてしまうと、この世の中は、まるで、弱肉強食ワールドに、見えてしまう。
 そんなことない。ここは、生きるか、死ぬかだ。相手を、蹴落とすために、より、相手を弱らすための、武器を、磨けというやつも、いるかもしれない。その脅し文句に、のる必要は、ない。その類の人間とは、距離を置く。だって、弱くあることで、手にはいる、自由が、必ず、あるからだ。しょうがないから、助けてやるかという人も、いるだろう。案外、僕らは、そのままの自分で、幸福に、近づくことができる。

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 昨日までの、自分なんて、なにもかも、流されればいい。その痕跡を消すことで、出会う、新しい自分。まっさらなままで、生きる、君は、美しい。命の価値を、決めつけるやつらを、蹴散らしてしまえ。見返りを求めない愛を、差し出してしまえ。そこから、はじめて、人生についての、話をしよう。

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作成者: 木下 拓也

1987年、大阪生まれ。ライター志望。
兵庫の大学を卒業してから、フリーターとして働いています。
セクシュアリティーは、人生を豊かにすると信じる人間です。
書いて、伝えることを大切にしています。

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